小田原ゆかりの名台詞を、老若男女が創造性豊かに表現。「外郎売の口上研究会」:善波裕美子さん


【もっとつながろう!NPO 放送日:2012年7月24日(火)】
先週からFMヨコハマで始まった「THE BREEZE」内コーナー「もっとつながろう!NPO」では、神奈川県内で活動するNPOや市民団体を紹介しています。7回目の今回は、小田原に固有の伝統文化を伝承する「外郎売(ういろううり)の口上研究会」の活動を紹介しました。
「外郎売の口上」とは、市川團十郎創作の歌舞伎十八番『外郎売』の一連の台詞です。小田原名物の薬「透頂香」を売るための口上で、長台詞と早口言葉が特徴。絶妙な間合い、言葉の緩急、強弱、リズム、抑揚など声と表現の面白さに溢れています。
同研究会は、小田原に固有の伝統文化を伝承するとともに、「声を出したい」「表現したい」という子どもや大人の自己表現の場にもなっています。子どもグループ「おだ笑ぼっち」は、福島・伊東・熊本など全国各地で活動中です。

善波さんは「向上を通じた世代を超えた幅広いつながりが嬉しい」と話し、「口上は、参加していれば自然と覚えていくので、是非気軽に参加してほしい」とメッセージしています。
8月19日(日)には、十二代目・市川團十郎も参加する「第9回外郎売の口上大会」が開催されます。
13時30分開演、15時50分終演予定。場所は、小田原市民会館大ホールで、入場無料です。
詳しくはポッドキャストをお聞き下さい。


▽外郎売の口上研究会

http://uirouri.jp/howto.html

この記事はFMヨコハマ「もっとつながろう!NPO」で放送された番組をもとに制作しています。「もっとつながろう!NPO」は7月16日〜8月31日/12月3日〜12月28日の平日毎日放送(12:23頃放送予定)。神奈川県内で活躍するNPOの皆さんの「ありがとう」エピソードを紹介しています。あなたも関わることができることがあるはず!
(協力:一般社団法人ソーシャルコーディネートかながわ